MetroWalker 2016-2017 Winter 冬号
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イラスト/平田利之これであなたもメトロ通。普段、何気なく使っている地下鉄。その裏側にはさまざまなものが潜んでいる。ここでは、そんなメトロの雑学を紹介。イラスト/平田利之メトロ雑学東京メトロの工務部が教えるホームは女性のアナウンス、渋谷駅から浅草駅に向かう路線のホームは男性のアナウンスとなっています。覚えておくと、うっかり逆方面の車両に乗ることもなくなるのでは。駅の隣り合うホームでの乗車アナウンスは、男性の声と女性の声とで区別できるようになっているのをご存じですか。たとえば銀座線の場合は浅草駅から渋谷駅に向かう路線のアナウンスの声によってホームの区別ができる東京メトロでは、震災対策、火災対策、風水害対策など、ご利用いただくお客さまの安全・安心のためにさまざまな取り組みを行っています。駅の出入り口には、大雨などで浸水したときに備えて出入り口の上から避難できるマンホールが設置されています。また、半蔵門線の大手町駅〜三越前駅間には消防隊の進入口があります。万が一のときに備えて、普段から防災意識を高めておくのも大切なことだと思います。駅には多くの防災設備が昭和2(1927)年に東洋で最初の地下鉄として開業し、その後昭和9(1934)年にかけて順次開業していった銀座線浅草駅〜新橋駅間。その区間内で80年以上にわたりトンネルを支えているのが、国内で初めて採用されたといわれるH型鋼を大量に使用した鉄てっ鋼こう框かまち構造です。このほかにも末広町駅〜神田駅間の神田川の川底を通過するトンネルなど、貴重な土木構造物が多く存在する銀座線浅草駅〜新橋駅間は、2008年に「選奨土木遺産」に認定されました。その際に贈呈された銘板が、浅草駅、上野駅、新橋駅に設置されています。土木遺産に認定された銀座線東京の地下を縦横無尽に走っている地下鉄。東京メトロ線だけでも、現在9路線が運行しています。地下鉄は駅と駅とを結んでいるのですが、実は直線で結んでいるところは数少ないのです。多くは、上り勾配や下り勾配、急カーブなどまっすぐに走っていません。その理由は、河川をはじめ、そのほかの地下鉄の路線、水道・光熱等の埋設物を避けるためです。また、地下鉄構内には、地下水や湧水が出ているところがあり、そこではポンプ室を使って水を地上に上げています。障害物を避けて走る土木工事所 永田博之建築工事所 吉田 祥銀座線工務区 内田 操東西線工務区 藏重善博18

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