電車の動力から駅の照明まで。銀座線で電気を扱うスペシャリストの仕事とは?

電車の運行はもちろん、ホームドアやエレベーターを動かすために不可欠な電気。電気を扱うスペシャリストたちが集まっているのが東京メトロの電気部です。その仕事について、電気部の上園大貴さんに話をききました。

−−上園さんのお仕事を教えてください。

銀座線管内の駅や構内にある電気・機械設備の保守や管理をしています。電車を走らせる電気の他にも、照明やエレベーター、ホームドア、排水・換気装置など、駅には電気を使うものが多いので、受け持ちも幅広いですね。

−−レールの上での作業もあるとか?

はい。全線で14.3kmほどある銀座線のレールに流れる電気の保守点検をします。銀座線への給電は、線路横に設置してあるサードレールを使いますが、常時600V*の電圧が通っているため、線路上を移動する時は緊張します。

*日本の家庭用コンセントの平均が約100ボルト。その6倍にもなり誤って触れてしまうと感電の恐れがあり大変危険です。

サードレールの高さを測るためのサードレールゲージ棒

−−もしや、電車の走行中も点検しているんですか?

電車が通過する合間を縫って作業しています。電車が近づくと風圧と音でわかるし、監視員がそれらをもとに指示をするので、手を止めて線路横に設けられている待避所内で、通過するのを待つんですよ。

−−ところで、好きな駅やおすすめの駅はありますか?

以前に勤務していた丸ノ内線の四ツ谷駅が好きです。春には桜が見事ですし、職場近くの大学から活気も伝わってきて気分が上がります。おすすめは、この春(2017年)から照明に工夫をこらした京橋駅。ぜひ行ってみてください。

−−お休みの日は何をしていますか?

読書が好きなのでミステリー小説などを読み漁っています。好きなバンドのライブに行くのも楽しみですね。

電車が走っているまさにそのときも、街が寝静まってからも、電気部の社員は常に保守や管理を欠かしません。東京メトロはこれからもたゆみなく「安全」を追求してゆきます。

TOKYO METRO NEWS 2017年6月号より

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