上野広小路駅は時代を超えて輝きを増していく【工事の進捗いかがですか?】

銀座線リニューアル工事の現場に潜入し、その進捗をお伝えしている「工事の進捗いかがですか?」。第6弾となる今回は「上野広小路駅」にやってきました。多くの商店で賑わう上野のメインストリートにほど近い上野広小路駅は、いったいどんな姿に生まれ変わろうとしているのでしょうか?

改札を抜けたら、そこは老舗が立ち並ぶ街!

広小路とは江戸時代、火除けのためにつくられた"広い道"のことです。江戸三大広小路と呼ばれた「両国広小路」、「浅草広小路」、「下谷広小路」。なかでも、下谷広小路は、明治時代に入ると「上野広小路」として正式な地名に発展を遂げました。

そして今も、銀座線の駅名として広く親しまれている「上野広小路」。上野〜上野広小路のエリアは江戸時代に寛永寺の門前町として大きく賑わいました。このあたりは老舗の商店が立ち並び、古くからの賑わいを残す街です。

そんな街の玄関・上野広小路駅の工事はどのように進んでいるのか? リニューアル工事を統括する山口小雪さんにご案内いただきました。

深夜1時前、はじめにおとずれたのは、渋谷方面行ホームの改札付近。「いちばん苦労しているのは、何と言っても、このあたりの工事ですね」と山口さん。

上野広小路駅では、毎晩70人から90人の作業員がリニューアル工事にあたっています。この日は作業員の皆さんが、数人がかりで細長いボードに手際よく、ねじ穴を開けていました。

改札の向こうに目をやると、柱にガラスのタイルで装飾が施されています。先ほどのボードには照明が取り付けられ、タイルの間を埋めるように設置されるそうです。

実はこの場所が、リニューアル後の上野広小路駅最大のポイントです。その名も「煌びやかゾーン」と銘打たれたエリアで、駅直結の百貨店や近くに軒を連ねる宝飾店をイメージした煌めきを、柱のガラスタイルと照明によって表現しているんです。

山口さんが言うには「上野広小路駅のなかでも、この改札口には特に力を入れていました」とのこと。「どんなデザインがふさわしいのか、多くの関係者が意見をぶつけ合い、時間をかけて調整していきました。その結果、今の煌めくデザインに落ち着いたんです」と教えてくれました。

銀座線のリニューアル工事では、どの駅もその街と調和することが重視されています。この上野広小路駅も、まさに改札を抜けた瞬間から、街がはじまる感じがします。

この改札に続くホーム側の天井は、昔ながらのアーチ型の天井を活かしたつくりになっていました。天井のレトロ感と新しい柱の煌めきが果たして、どんな相乗効果を生むのか? 2017年12月のお披露目が、さらに楽しみになってきました!

ホームは上品で温かみのある空間に!

2017年9月末の時点で、およそ7割前後の進捗率という上野広小路駅のリニューアル工事。渋谷方面行のホームでは、アーチ型の天井が残される改札口付近をのぞいて、シックな黒を基調としたフラットな天井ができあがってきていました。空調装置が取り付けられた天井の裏側には、たくさんの配線が張り巡らされているようです。それにしても、こんなに多くのコードが通っているんですね!

さあ、上野広小路駅のホームの壁面は、どのようにリニューアルされるのでしょうか? 現在、ホームに設置されている仮囲いのなか...見せてもらえますか?

ホームの壁は、天井の黒とは対照的な優しい色合い。呉服屋の織物をイメージしたガラスタイルを使って、柔らかさと温かみを表現しようとしています。

ちなみに、この壁には駅名・駅周辺の施設を記載した改札出口・停車駅のご案内など、お客様にさまざまな情報をお伝えするための大型の集合案内板が設置される予定だそうです。

こちらは黒いタイルが貼られた一角。壁と一体化したベンチが設置されるスペースになっています。

街で買い物をして、たくさんの荷物を抱えて列車の到着を待つお客様に、癒しを与えるスポットです。周りよりも壁側に一歩下がった位置に設置されており、ホームをお客様が行き交うときにも邪魔にならないように工夫されています

より安全なホームが街のお客様を守る!

上野広小路駅でも、ホームの安全対策が進んでいます。ホームドアの設置はもちろん、新しい床のタイルは、以前より滑りにくいものに変更されています。

リニューアルに関わるメンバーは「上野広小路を盛り上げたい」という強い想いをもっています。上野広小路駅がリニューアルされたあかつきには、ぜひあなただけの煌めきを探しに上野の街を訪れてください!

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