MetroWalker 2015-2016 Winter
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生活を豊かにする「用の美」奥深い民芸の魅力を堪能東京には昔の暮らしぶりが体感できる場所が、今なお数多く残されている。「民芸」をテーマとしたスポットもそのなかのひとつ。民芸とは民衆的工芸の略で、日常的な暮らしのなかで使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出すというもの。大正時代に思想家の柳やなぎむねよし宗悦を中心に始められた「民芸運動」をきっかけに世の中に広まった。柳宗悦にゆかりのある「日本民藝館」と「銀座たくみ」では、そんな民芸品を存分に楽しむことができる。そのほか、大掃除の必需品「束子」や正月の風物詩「凧」といった、冬の民芸にも注目。この機会に「用の美」を持つ民芸品の魅力に触れてみてはいかがだろうか。撮影/阿部 浩、岡村智明、吉原重治※写真は2015年開催の「芹沢銈介展」の模様暮らしを彩る民芸を追う東京に息づく古都の暮らし1目黒区駒場4-3-3303-3467-452710:00~17:00(最終入館30分前)㊊(㊗の場合翌㊋休)、12/25㊎〜1/8㊎一般1,100円※西館は展覧会開催中の第2・3㊌、第2・3㊏に公開。10:00~16:30(最終入館30分前)☆日本民藝館池ノ上駅駒場東大前駅京王井の頭線東京大学東京大学東北沢駅井ノ頭通り小田急小田原線上原二三角橋代々木上原駅日本近代文学館代々木公園南口1出口千代田線思想家、柳宗悦の企画により、民芸運動の本拠地として昭和11(1936)年に開設。柳宗悦の審美眼により収集された、陶磁、染織、木漆工、金工など日本をはじめアジア、欧米の民芸品約17,000点を所蔵している。説明書きを極力少なくし、知識ではなく直観で見るよう展示しているのも特徴。日に本ほん民みん藝げい館かん代々木上原駅 南口1出口徒歩約14分C01趣のある本館の建物は、柳宗悦自らが設計。国の有形文化財に登録されている。民芸品をより良く鑑賞するため、陳列棚や展示方法にもこだわっている。西館(旧柳宗悦邸)は、栃木県から移築した明治初期の石屋根長屋門。美術館●開催中~2015年12/24㊍「平成27年度 日本民藝館展 ―新作工藝公募展―」 ●2016年1/9㊏~3/21㊗「美の法門-柳宗悦の美思想」展覧会データ04

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