MetroWalker 2016 Autumn
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撮影/池田真理、永坂智直、原重治 日本が世界に誇る、木組みの木造建築は、職人の卓越した技と繊細な感性によって生まれている。特に歴史ある神社仏閣は、宮大工の高度な技術が集結しており見応え十分。東京には、徳川幕府ゆかりの名社名刹が多く、中でも今回は国の重要文化財に指定されている貴重なものを紹介する。 装飾美しい華麗な「旧寛永寺五重塔」や「根津神社」、雄大な屋根を有する巨刹「護国寺」は、財政が豊かな江戸初期〜中期のもので、幕府の富と権威が集約している。一方、東日本最大級の門、江戸初期の「増上寺 三解脱門」は、力強い木組みが整然と並ぶ質実な意匠。 神社仏閣の荘厳な美しさを感じつつ、時代を追うごとに、向上する職人の技術や建設時の政治背景を読み解くことで、より建物の面白さが増してくる。時代背景を色濃く映す荘厳な神社仏閣建築東京を彩る建築美を楽しむ2日本が誇る伝統建築を追う広い境内は静かで厳かな雰囲気に満ちていて、本堂の存在感がいっそう際立つ。08

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