MetroWalker 2017 Summer 夏号
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イラスト/平田利之これであなたもメトロ通。普段、何気なく使っている地下鉄。その裏側にはさまざまなものが潜んでいる。ここでは、そんなメトロの雑学を紹介。イラスト/平田利之メトロ雑学東京メトロの事業開発本部が教える引退時には、マッコウクジラの装飾が施され、ラストランを飾りました。現在は長野電鉄に移籍し、第2の人生を送っています。平成19(2007)年のイベントにて復活した際にはファンが殺到するなど、多くの人に愛され続けている人気の車両です。昭和36(1961)年に登場した、日比谷線の3000系の車両は、前面窓上の〝おでこ〞が屋根部までほぼ真っ平に立ち上がっているデザインが、鯨の頭部を連想させることから、〝マッコウクジラ〞の愛称で親しまれていました。平成6(1994)年のかつて日比谷線に“マッコウクジラ”が走行電車のなかで目にすることの多い中づり広告ですが、その掲出の仕方にも工夫がされていることをご存知ですか。中づり広告は各車両ともに同じ内容のものが掲出されています。しかし、偶数号車と奇数号車とでその掲出の向きが異なっているのです。これは、視認性の優劣をなるべく少なくするよう配慮して実施しているものです。作業員は、定められた位置にポスターが向くよう、細心の注意を払って作業をしています。中づり広告掲出の工夫階段付近や改札口付近などで鳴っているチャイムを「盲導鈴」と言います。これは、目の不自由な方に階段や出口等の場所を知らせるためのものです。駅の構内で鳥の鳴き声の音を聞いたことがあると思いますが、実はこの音も行先方面によって異なり、例えば日比谷線の中目黒方面は「ホオジロ」、北千住方面は「カッコー」などいくつかの音を使い分けています。「点字ブロックや点字タイル」の路面表示による触覚誘導に加えて、階段付近や改札付近での発音により聴覚誘導をすることで、より安全にご利用していただけるよう取り組んでいます。鳥の鳴き声などで区別する誘導音昭和2(1927)年に開通した東洋初の地下鉄、東京地下鉄道浅草〜上野間。現在は銀座線となっているこの区間の建設は、大正14(1925)年から着手されました。難航続きだったといわれるこの建設時、浅草駅〜田原町駅間に隅田川まで通じるトンネルが存在しました。掘削で発生した土を運搬するために使ったとされるトンネルで、発生土はトロッコで運ばれ、船に積み込んで埋立地に運んでいたそうです。幻の隅田川トンネル流通・広告事業部(商業店舗)尾崎昌宏流通・広告事業部(広告・情報通信)杉政幸治流通・広告事業部(広告・情報通信)河内俊幸流通・広告事業部(広告・情報通信)高山智行18

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