MetroWalker 2017 Summer 夏号
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撮影/代 和佳子、山田和幸、原重治 古来より、日本人は草花や生き物を模した文様に自然の力を重ね合わせ、吉兆などの意味を見出してきた。そういった文様を神社仏閣や家屋などの建物に用いることで、縁起の良いことがあるよう願ってきたという。そんな先人たちが好んだ伝統文様は、今も東京各所の建物で見ることができる。 「ホテルオークラ東京」では、長寿の意味を持つ亀甲紋や銀杏紋をはじめ、日本のさまざまな文様を集約。神社の文様に代表される猪目を施した「日枝神社」や三巴をあしらった「赤坂氷川神社」、さらには、江戸っ子が愛用した襖和紙・江戸からかみの老舗にも良い縁起を持つ文様が溢れている。 文様の意味を知ったうえで建物を見ていけば、今までとは違った魅力に気づくことができる。由緒ある建物に息づく縁起良い伝統文様を楽しむ2港区虎ノ門2-10-403-3582-0111見学自由☆素盞雄神社☆ホテルオークラ東京神谷町駅六本木一丁目駅麻布十番ホテルオークラ東京城山トラストタワー泉ガーデンタワー4b出口2出口日比谷線桜田通り霞ケ関溜池山王虎ノ門タワーズ南北線六本木つくばエクスプレス線南千住駅南千住4隅田川三ノ輪南千住駅荒川南千住五郵便局日比谷線JR常磐線こつ通り北口É神宮前デインド千代田線道参北道参表り通治明創業者である大倉財閥2代目総帥・大倉喜七郎の意向により、“日本の粋を集めたホテル”として開業。外壁やロビーの内装をはじめ、照明や食器などの調度品に至るまでさまざまな伝統文様を使用し、海外からの評判も高い。ホテルオークラ東とう京きょう神谷町駅 4b出口徒歩約4分H05六本木一丁目駅 2出口徒歩約6分N05文様で楽しむ東京の粋建物の装飾にみる伝統文様正六角形を繋げた文様で、亀の甲羅に似ていることから名付けられた。亀にちなみ長寿を表す文様として、平安時代から鎌倉時代にかけて流行したそう。江戸時代の歌舞伎役者、佐野川市松が舞台衣装に愛用し流行したことが名前の由来。石を敷き詰めた形に似ていることから、石畳紋とも呼ばれている。亀甲【きっこう】市松【いちまつ】1階のロビーには、亀甲の形をした照明や市松文様のカーペットなど、和の要素が盛り込まれている。08

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