【銀座線探偵団】開通当時の切符が現存しない!?銀座線乗車券の謎を追え

毎回、東京メトロ銀座線の秘密を紹介していく「銀座線探偵団」。今回は、乗車券にまつわるミステリーについてレポートします。実は現在、銀座線が開通した当時の切符が一枚も存在しないのです! そんな大切なものはきちんと保管するはずですから、一枚もないというのには理由があるはず...地下鉄博物館でその謎を解き明かします。

切符はどこへ行った...!

開通時の切符が一枚もないとのうわさを検証すべく、探偵団は地下鉄博物館へやってきました。東京メトロ東西線葛西駅の高架下にあり、地下鉄の歴史から新しい技術までを学べる博物館です。

過去に「乗車券の変遷展」を行い、乗車券の収蔵点数もなんと28,557点(2016年3月末現在)! ここで探せば、開通日である1927年12月30日の乗車券も見つかるかもしれません...!

ということで、ふだんは展示されていない切符を倉庫から出していただくことに。準備の間に館内をすこし探検してみると...

謎の「ターンスタイルの自動改札機」

「ターンスタイルの自動改札機」を発見! 現在のものと違って木製ですね。

右側にある装置に乗車券を入れていたのでしょうか。説明書きを読んでみましょうか。

昭和2年上野〜浅草間で開通した日本最初の地下鉄で使われていた自動改札機の再現品です。当時の運賃は、10銭均一で、切符の購入はなく、直接10銭硬貨を入れて通りました(昭和6年まで使用)。

あれ...!? 切符の購入はなく...? 直接10銭硬貨を入れて...!?

そう! 実は銀座線※の開通時、運賃は乗車券を購入するのではなく、10銭硬貨を直接自動改札機に入れて支払っていたのです! だから開通当時の乗車券は残っていない、もとい、そもそも発行されていなかったのです!!

※開通当時、地下鉄は現在でいう銀座線しかなかったため、当時は単に「地下鉄」と呼ばれた。その後、1953年に銀座線という名がつけられた

開通当時の改札口の様子を撮影したのがこちらの写真。

開通当時は自動改札機の使い方がわからない乗客が多く、バーが自動的に回転すると思って押さずに待っている人もいたのだそう。そんなこともあって、1分間に10人以下しか通過できませんでした。

ちなみに、地下鉄博物館にある「ターンスタイルの自動改札機」は、お手持ちの硬貨(5円~100円)を入れて通ることができます。

さて、開通当時の乗車券が存在しない謎を解いた探偵団ですが、せっかく収蔵品の乗車券をたくさん準備していただいたので、こちらの記事でご紹介しています! お見逃しなく!

こんな乗車券見たことある!?銀座線の切符の歴史を丸はだか!前編

取材協力:地下鉄博物館(ちかはく)

地下鉄の歴史から最新技術まで 『みて・ふれて・動かして』学習できる参加型ミュージアム。

■開館時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日
毎週月曜日(祝日・振替休日となる場合、その翌日)
年末年始(12/30~1/3)
夏休みの8月第1・2週目の月曜日は開館
地震など自然災害が発生した場合などは、閉館時間を早めることがあります。

〒134-0084
東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下
電話:03-3878-5011 / FAX:03-3878-5012

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