地下鉄なのに踏切が!?上野にただひとつだけの、銀座線の踏切を追え【銀座線探偵団】

東京メトロ銀座線の秘密を紹介していく「銀座線探偵団」。今回は、銀座線の踏切の謎をご紹介します。そう、銀座線は地下鉄なのにもかかわらず、踏切があるのです! ありかは上野。いったいなぜ、踏切があるのか、その謎に迫ります。

上野の路上に突如出現、銀座線の踏切

地下鉄の踏切

銀座線の踏切は東京メトロの上野検車区内にあります。検車区とは、車両の検査や修繕等の役割を担う施設のこと。東京メトロの検車区は都内を中心にいくつかありますが、踏切があるのはここだけ。いえ、むしろ、地下鉄の踏切があるのは日本でここだけなのです!

踏切に近づいてみると、道路をさえぎる遮断器のほかに、線路を遮断する向きにも遮断器が降りていることがわかります。

地下鉄の踏切

さらに寄ってみると、「高圧通電中 危険」の文字が。

地下鉄の踏切

実は、銀座線はサードレール方式といって、線路脇に高圧電流が流れており、車両はそこから電気をとって、動力としています。そのため、線路に立ち入れないように遮断機を置いて、人に危険が及ばないようにしているのです。

上野検車区の線路と公道が交差しているため、なんともレアな「地下鉄の踏切」が誕生することになったのでした。

地下鉄の踏切

こちらは車庫から車両が出発する様子。地上の車庫から、地下へ向けて出発していきます。

地下鉄の踏切

こちらは検車区と反対側、渋谷方面へ車両が潜っていっているところを後ろから捉えた写真です。

地下鉄の踏切

暗いトンネルの奥に2つ、なんとなく見える赤い光は電車のテールライト。

上野検車区ができたころからあるこちらの踏切。昔の様子を捉えた写真がこちらです。

地下鉄の踏切

昭和52年に撮影された、当時現役の車両2000形。遮断器のかたちは今のものとは違いますが、人を遮る遮断器と電車の車両をさえぎる遮断器があるのがわかります。

地下鉄の踏切

日本でたったひとつしかない、地下鉄の踏切。もし上野にお越しの際は、お散歩がてら見学に来てみてください。運が良ければ、車両が通過する様子を見られるかもしれません。

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