ページの先頭です
ページ内を移動するリンクです
サイト共通メニュー
本文

運行情報

列車の運行に15分以上の遅れが発生、または見込まれる場合の情報をお知らせしています。

MENU

閉じる

ここから本文です

会社情報

資源循環の取組み

廃棄予定の車両座席シートを活用した「アップサイクル長座布団」を江東区ふるさと納税返礼品に出品

東西線05系、半蔵門線08系で実際に使用されてきた車両の座席シート(以下「座席シート」)を活用したアップサイクル長座布団「おうちでゆるっとメトロ」を、2025年10月9日(木)10時から江東区のふるさと納税返礼品に出品しています。
定期的に張替えている座席シートは、「脱炭素・資源循環社会の実現」を目指した取組みの一環として、寝具(布団・座布団)を主力製品とする企業と連携し、廃棄予定だった座席シートを活用した「アップサイクル長座布団」を開発しました。この取組みにより1編成あたりの活用で約400kg-CO2の削減に貢献しています。(状態を確認し、江東区内の専門業者によって丁寧に洗浄。その後、座布団用に最適な形に縫製しています。)

廃棄予定の素材を活用したアップサイクル商品の開発

本来捨てられるはずだったものに新たな価値を付け加えることで魅力的な商品開発を検討する「東京メトロアップサイクルプロジェクト」を立ち上げ、丸ノ内線02系車両のシート生地や使用済みの制服を活用した各種グッズを販売しました。今後も元の素材そのものを活かすのが特徴であるアップサイクル商品の開発を推進し、環境負荷低減に取り組むとともに、お客様に新たな価値を提供していきます。

  • アップサイクル第1弾:「東京メトロロゴ入りポーチ」や「東京メトロボタン付き小ポーチ」、「東京メトロボタン付きキーホルダー」として商品化
  • アップサイクル第2弾:「旧作業帽」をモチーフにした「ワークキャップ」の商品化
  • アップサイクル第3弾:第1弾をベースに、「東京メトロロゴ入りペンケース」の商品化

SAF製造に向けた取組みへの協力と「Fry to Fly Project」への参加

使用済み食用油を持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)に利用し、脱炭素社会の実現を目指す取組みに賛同し、廃食用油をSAF等へ再利用する取組みに協力しています。当社グループではグループ会社が運営する店舗・食堂等から排出される廃食用油(年間5,600kg)を提供しています。併せて、国内資源循環による脱炭素社会実現に向けた「Fry to Fly Project」に参加し、車内ビジョン等で情報を発信しています。

  • 東西線浦安駅で地域住民参加型の廃食油回収イベントを企画・実施。
  • 本プロジェクトの参画企業である株式会社 大丸松坂屋百貨店と連携し、2025年5月31日に台東区等が実施する「循環生活コトハジメ」にて廃食用油回収イベントを実施。

「アルミニウム車体の水平リサイクルに関する共同研究の基本方針に係る覚書」の締結

2025年1月、東京地下鉄株式会社、メトロ車両株式会社、株式会社ホンダトレーディング、日本総合リサイクル株式会社、日軽金アクト株式会社、川崎車両株式会社、住江工業株式会社は共同で、当社保有車両におけるアルミニウム車体の水平リサイクル*1を実現するための共同研究の実施に向け、共同研究の基本方針に係る覚書を締結し、検討に着手しました。
当社では、従来、廃車となる車体のアルミスクラップのカス ケードリサイクル*2を行ってきました。
本共同研究では、廃車 となる当社保有車両の車体に使用されているアルミスクラップを、ダウングレードさせることなく水平リサイクルし、車両構体の一部や車両内装部品へ循環利用するための技術的なプロセス等の構築に向けた技術検証を、2024年度から2027年度にかけて実施します。本共同研究を通して、貴重な資源であるアルミニウムを循環利用し、より長く使い続けることで、新造車両製造時のCO2サプライチェーン排出量の削減等、鉄道業界におけるさらなる脱炭素・循環型社会の実現に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

  • 1. 水平リサイクル:同一純度や同一組成の合金に還流させ、純度や合金組成を維持するリサイクルのこと。劣化を抑えるために、厳密な選別・調整が必要となる。
  • 2. カスケードリサイクル:不純物量の多い低純度材へダウングレードするリサイクルのこと。性質の劣化・変化を伴うため元の元素に戻ることはないものの、素材として再利用する。

使用済み乗車券・定期券のリサイクル

お客様にご使用いただいた普通乗車券などの紙製の乗車券はトイレットペーパーなどに、磁気定期券などのプラスチック製のカード類は固形燃料にリサイクルしています。

使用済乗車券・定期券リサイクル率 100%

事業全体で3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進

東京メトログループでは、駅や工事等で発生する廃棄物及び引退した車両の分別・リサイクルを適正に行うことで、環境負荷の低減に努めています。

  • 廃棄物・建設副産物
    主に駅・事務所及び工事に起因する廃棄物については、様々な用途への再使用・再生利用を図っています。
    駅などの改良工事で発生した建設副産物のうち、建設発生土は港湾施設や採石場跡の埋立工事などで再利用し、アスファルト・コンクリート塊などは、道路復旧工事などの再生資材として活用しています。

    建設副産物のリサイクル 100%

  • 車両
    廃車時の材料の分別、リサイクルを徹底し、環境負荷の低減に努めています。また、廃棄車両の譲渡のほか車体に使用されているアルミニウムの再利用を行っています。

    車体車両のリサイクル・リユース率 100%

  • 車両洗浄水
    車両基地からの排水の一部は、イオン交換樹脂を使用し た再生水装置にて水質を改善した上で、車両自動洗浄機による車両外板清掃等に活用しています。

    車両自動洗浄機における再利用水の活用 81%

  • 引退した車両について
    一部の車両は引退後、国内外の事業者に譲渡しており、2024年度は旧日比谷線03系車両が上毛電気鉄道で導入されました。
車体の分解リサイクルの様子
車両洗浄の様子

循環型社会に関する施策の実施

地元の自治体や周辺住民と合同で、駅構内や出入口上屋、駅周辺等の清掃活動を実施しています。これからも、沿線地域と連携した環境保全活動を推進しています。
また、環境月間(6月)、食品ロス削減月間(10月)にグループ全社一斉メール等による意識啓発を実施しています。

環境教育

「安心で、持続可能な社会」を実現すべく、環境保全活動の主体である社員一人ひとりの意識向上を図るために、全社員向けサステナビリティ研修及び、役員研究会を実施しています。