ページの先頭です
ページ内を移動するリンクです
サイト共通メニュー
本文

運行情報

列車の運行に15分以上の遅れが発生、または見込まれる場合の情報をお知らせしています。

MENU

ここから本文です

2022年ニュースリリース

世界初 鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム」による省エネ化を実現

2022年11月10日

 

 東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山村 明義、以下「東京メトロ」)と三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:漆間 啓、以下「三菱電機」)は共同で、鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム:SynTRACS®」について、営業運用による長期評価試験を行い、省エネ化が可能であることを確認しました。営業運用により、鉄道用の同期リラクタンスモーターの省エネ効果を定量的に確認したのは、「世界初」となります。

 東京メトロと三菱電機は、更なる省エネ性能の向上を目指し、これまで高出力化が困難であったリラクタンストルクのみで駆動し省エネ性能が高い「同期リラクタンスモーター:SynRM」と、それを制御するインバーターで構成される「同期リラクタンスモーターシステム:SynTRACS®」を、日比谷線13000系車両に試験搭載し、夜間走行にて実証試験を行い、実際の鉄道車両で運用可能であることを確認してまいりました。

 今回、本システムを試験搭載した日比谷線13000系車両にて、新たに営業運用における消費電力量評価などの長期評価試験を行い、誘導モーターシステムと比較して約18%の省エネ化が実現可能であることを確認しました。営業運用により鉄道用の同期リラクタンスモーターの省エネ効果を定量的に確認したのは、世界で初めてとなります。世界最高レベルの効率を実現可能なシステムのひとつとして今後、新造車両や大規模リニューアル工事車両へ本システムの導入を可能とすることで、鉄道車両のさらなる省エネ化に貢献してまいります。これからも、あらゆる場面で先端技術の開発・採用等の創意工夫により、鉄道業界全体の更なる発展に貢献していくとともに、更なる省エネ化を強く推進し、CO2の削減に積極的に取組み、「安心で持続可能な社会」の実現を目指してまいります。


 別添ファイルをご覧ください。

 

 

世界初鉄道用「同期リラクタンスモータシステム」による省エネ化を実現.pdf(PDF:488 KB)

PDFファイルをご覧いただくにはAdobe® Reader®が必要です。

Adobe® Reader®のダウンロード