2023年12月11日
東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山村 明義、以下「東京メトロ」)は、お客様に安心して地下鉄をご利用いただくため、号車ごとのリアルタイム混雑状況を半蔵門線青山一丁目駅渋谷方面行きホームのディスプレイに表示し、乗車時の行動変容の効果を検証する実証実験を実施いたします。
実証実験では、半蔵門線永田町駅(青山一丁目駅の前駅)に設置しているデプスカメラで撮影し、リアルタイムに実測した号車ごとの混雑状況を、「次に到着する列車の混雑状況」として青山一丁目駅のディスプレイに表示します。これにより次に到着する列車の混雑状況をホーム上で事前に確認でき、空いている号車に移動することが可能となります。本取組みでは、混雑状況の表示によってお客様の乗車時の行動がどのように変容するのかを検証し、今後の情報提供やサービス向上に活用してまいります。
なお、本取組みは2022年度に東西線早稲田駅西船橋方面行きホームで実施した実証実験に続く取組みです。前回、一定の行動変容の効果が見られたことから、今回は、お乗換を含むより多くのお客様がご利用される半蔵門線青山一丁目駅で行うことと、ディスプレイの台数を約2倍に増やしております。
デプスカメラと人工知能(AI)を用いた列車混雑計測システムは、鉄道事業者では東京メトロのみで導入しており、2022年9月に第21回日本鉄道賞の特別賞を受賞しております。
今後も東京メトロは、お客様により安心して快適に地下鉄をご利用いただけるよう、引き続き、取組みを進めてまいります。
詳細は別添ファイルをご参照ください。
号車ごとのリアルタイム混雑状況をホームのディスプレイに表示し、行動変容の効果を検証する実証実験第2弾を実施します!.pdf(PDF:651 KB)
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