2025年11月26日
東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:小坂 彰洋、以下「東京メトロ」)、三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:漆間 啓、以下「三菱電機」)、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長兼CEO:德永 俊昭、以下「日立」)は、丸ノ内線無線式列車制御(CBTC)システムの導入に関する技術において、公益財団法人 電気科学技術奨励会が主催する令和7年度「第73回電気科学技術奨励賞」を3社共同で受賞し、今般、11月25日(火)にKKRホテル東京(東京都千代田区)にて贈呈式が行われました。
CBTCシステムは東京メトロ丸ノ内線の信号保安設備更新に合わせ、日本の地下鉄として初めて導入したシステムです。地上車上双方に高性能な演算装置を採用すること、地上車上間で耐干渉性の高い無線装置を設備し連続的に無線伝送することで、従来の信号保安装置において列車検知に使用していた軌道回路から脱却し安全性、安定性の高い列車制御を実現しました。これにより、(1)脱軌道回路による「障害に強いシステムの構築」、(2)移動閉そくによる「遅延回復能力の向上」、(3)無線の双方向通信による「列車運行の自由度の向上(保安を確保した逆方向運転)」を可能としたことが、優れた技術として認められ受賞することとなりました。
詳細は別添ファイルをご参照ください。
東京メトロ丸ノ内線無線式列車制御(CBTC)システムの導入が令和7年度「第73回電気科学技術奨励賞」を受賞.pdf(PDF:577 KB)
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