Tokyo Metro ACCELERATORは東京メトログループの保有する経営資源と社外のアイデア・技術を組み合わせ、共創を通じた新規事業創出や鉄道事業課題解決を目的としたオープンイノベーションプログラムです。2016年から毎年実施し、2022年で7期目をむかえます。これまでに延べ755件のエントリー、19件の共創実績を積み重ねてきました。今年度から鉄道事業の安全性・生産性・サービス向上、サステナビリティの推進に関して通年募集・常時検証を実施いたします。
応募いただいた内容は該当部署に展開し、検討を進めるかどうかを担当者から回答いたします。その後、応募企業と該当部署で検討を進め、実証実験等を行っていきます。検討期間の制限は設けておらず、案件に応じて進めていただきます。
駅業務、車両や設備等のメンテナンス業務に新たな技術開発・導入等を行うことで、安全性・生産性・サービス向上 、サステナビリティの推進に関連するご提案を募集しております(2022年11月現在)。以下の募集テーマに合致する場合は、「募集テーマ番号」を、合致しない場合は「その他」とメール件名に記載してご応募ください。詳細は「3.応募要項」をご確認ください。
募集テーマ | 概要 |
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(1) 夜間作業時にトンネル内において線路上を 走行する動力車の安全性を向上させたい。 |
鉄道設備の保守作業や検査は主に終電後に行っており、資機材等の運搬や移動には線路上を走行する動力車(保守用車)を使用しています。鉄道とは異なり、信号保安装置等で制御されておらず、互いの接近を検知できないため、保守用車同士の追突事故を機械的に防ぐ機能がありません。 そこで、互いの位置を把握できる等、保守用車の運行の安全性を向上させる技術を募集します。 |
(2) 車両の屋根塗装施工時に屋内で換気設備を 必要としない塗料にしたい。 |
鉄道車両の屋根部分の塗装を定期的に行っていますが、現在使用している塗料は安全上、屋内で塗装する際は換気設備の設置が必要です。そのため、作業に工数やコストがかかっております。 そこで、性能面での塗料の条件を満たしつつ、安全衛生面でも優れており、作業時に換気設備の設置を必要としない塗料を募集します。 |
(3) 電気設備検査の機械化・遠隔化をしたい。 |
現在、駅やトンネル内の電気設備の巡回検査は、匂い・音・温度等といった五感による検査も行っております。 そこで、センサー等によってそれらを自動検出することで、巡回検査を五感による検査に代替できる技術を募集します。 |
(4) 電気室や配電盤単位で 電力使用量を見える化したい。 |
現在、当社の使用電力量は変電所単位(62箇所)でしか測定・記録ができておりません。そのため、使用電力量削減の有効施策を打つことが困難な状況です。 そこで、駅の電気室や配電盤単位で使用電力量をリアルタイム・安価で見える化できる技術を募集します。 |
(5) 鉄道事業のさらなる省電力化をしたい。 |
鉄道事業では莫大な電力を使用しております。昨今の電気料金の高騰により全社で電力使用量の削減が課題となっています。駅設備・駅運営、車両設備・運行等で既に多数の取組みを行っていますが、今後の省電力化は大きな課題です。 そこで、これまで以上に大規模な省力化を進めていくことができる技術を募集します。 |
(6) 新線建設に伴い新しい技術を導入したい。 |
当社では新線建設を予定しており、建設にあたっては様々な技術を積極的に導入したいと考えております。 そこで、土木構造物から駅構内の設備まで、保守が容易になるような技術・長寿命な設備、脱炭素へ向けたCO2排出量ゼロの駅を実現するための技術を募集します。 |
以下のボタンをクリックし、メール件名を「【募集テーマ番号】【企業名】東京メトロアクセラレータープログラムへの応募」としてご連絡ください(例「【(1)】【〇〇株式会社】東京メトロアクセラレータープログラムへの応募」)。 募集テーマ以外のご提案の場合はメール件名を「【その他】【企業名】東京メトロアクセラレータープログラムへの応募」としてご連絡ください。
メール本文にはご提案の内容を記載し、必要に応じて資料を添付してください。お手数ですが、複数のテーマに応募する場合は複数回ご応募ください。