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千代田線16000系

東京地下鉄の各路線の特徴として、急曲線が多い、駅間距離が短い、通勤車両でお客様の乗車率が高いことなどが代表的であり、この区間を走行する車両にとっては過酷な環境で運用されることとなるため、高性能な「省エネルギー性」「安全性(走行性能)」、「快適性」が求められる。従来の6000系や06系の千代田線車両も、これらの点に配慮して設計されたが、16000系車両は次世代の通勤型車両として、あらゆる分野で現在の最先端かつ実績ある鉄道車両技術をバランスよく融合して製造することとした。

エクステリアは、千代田線の路線イメージをより印象付けるため、従来の通勤車とは違うインパクトのある斬新なデザインを目指した。先頭部は屋根からアンチクライマー上部までにかけての前面ガラス、標識灯、識別帯のサイドラインを斜めかつ直線的につなげることによりシャープさを演出すると共に、アンチクライマー形状もこれに合わせて造形を加えて斬新なデザインとした。ラインカラーは千代田線カラーのグリーンラインを基調とし、先頭部には前面窓下部の曲線形状に合わせて、ラインカラーのデザインの一部にグラデーションを採用した。

側面にはラインカラーの識別を高めると共に、一目で16000系であることが分かるよう軒桁部にもラインカラーを追加した。

客室内配色は、床と腰掛けは紺色を基調とし、内板パネルは白色を基調として落ち着きのあるデザインとした。また、妻パネルの一部と座席横の仕切りに紺色を採用する事で、全体のデザインにアクセントを加えた。

天井構造は室内がより広く感じるよう、側天井部を曲線状に高くする構造とした。中央天井部は冷房吹き出し口とラインデリア整風板を一体パネル構造として長手方向に連続的に配置する事で、よりすっきりとしたデザインとした。また、荷棚及び座席脇仕切りの一部にガラスを採用する事で、より開放的に感じられる室内デザインとした。
座席割付は片側3・7・7・7・3人とし、7人掛けシートには2・3・2人区分でスタンションポールを設置することで、定員着席を促すとともに、高齢者・小児・上肢の不自由なお客様等、吊革につかまりにくい方に配慮した構造とした。

各出入口鴨居部には、ドアの開閉時に連動して点滅するランプを設け、開閉タイミングをわかりやすくした。点滅条件は、戸閉時の場合は乗降促進ブザーの操作時も点滅することとし、事前に閉予告点滅が可能な仕様とした。また鴨居部には、液晶式17インチワイド画面の車内表示器を2台搭載し、デジタル制御方式によりクリアな画像とした。向かって右側の表示器には、行先、号車、次駅、乗換え案内、ドア開方向、運行情報等を、向かって左側の表示器は広告等を表示することで、情報量が大幅に増え、サービス向上に貢献している。
更に、火災対策として液晶画面の保護板にはポリカーボネートを使用せず強化ガラスを採用した。

運転台は、相互直通運転対応の機器配置とし、左手ワンハンドルマスコンを採用した。ノッチオフ機能を搭載しており力行ノッチでハンドルをはなすとバネ力によりオフ位置まで戻る構造となっている。
計器盤として、TISモニタを前面に2画面設け、通常左側はメータ画面、右側はTIS情報画面を表示する。

速度計はTISモニタのディスプレイ表示とし、車内信号、運転情報は既存車と同様に表示し、過走防護パターンは赤帯で表す。速度は指針とデジタル両方を表示する。また、運転士知らせ灯、CS-ATC及びD-ATS-P関係表示灯はディスプレイ横に搭載しており、圧力計についてはTISメータ画面に表示するが、表示画面が故障した場合でも確認できるよう機械式双針圧力計を運転台下に設置している。

車両主要諸元

基本車両編成

基本車両編成

主要諸元

自重(t) 26.5~33.6
定員(人) 143~154
最大長さ(mm) 20,000(先頭車20,470)
最大幅(mm) 2,800
最大高さ(mm) 4,075
車体構造 全アルミ合金製(ダブルスキン構造)/FSW接合
最高速度(km/h) 設計速度110
加減速度
(km/h/s)
加速度:3.3/減速度:(常用)3.7、(非常)4.7
制御方式 VVVFインバータ制御装置(IGBT)
ブレーキ方式 ATC連動電気指令式電空併用ブレーキ(回生付、電気停止機能付)
遅込め方式TISによる編成制御
列車保安装置 CS-ATC(メトロ・JR)、小田急D-ATS-P(小田急)

サービス機器一覧

弱冷房車両 第4車両に設置
優先席 全車両に設置
車いすスペース 第2、9車両に設置
車内表示器 液晶モニタ17インチワイド×2/ドア